校長室だよりNO136
本日、東京都教育庁より「クマの出没に対する学校及び登下校の安全確保について」「野生動物による被害を防ぐ安全教育の充実について」という通知が届きました。最近、必ずと言っていいほど「クマ」のニュースを見ます。東北地方では特に被害が深刻化し、自衛隊派遣を要請した県もあります。でも「東京では心配ないだろう」と思われる方もいると思いますが、私の知り合いの日の出町の小学校では「クマの避難訓練」を行ったそうです。地域にツキノワクマがでたということです。日の出町の他にも都内では、奥多摩町、桧原村、あきる野市、青梅市、八王子市にもツキノワグマが生息しているそうです。
東大和市はツキノワグマは生息していませんが、子供たちがクマが生息している都道府県を訪れることもあるでしょう。また、5年生の赤城移動教室、6年生の日光移動教室で訪れる場所は、クマの生息地でもあります。大丈夫だろうと思わず、クマに出会わない、クマに出会ってしまったら、クマに襲われそうになったらと段階を踏んで指導していく必要があります。
本日届いたパンフレットには次の様な内容が書かれています。
「クマに出会わない!」
・クマよけの装備品を身に付ける(クマ鈴・ホイッスル、ラジオ等)
・単独ではなく、複数人で行動する。
・明け方、夕方の入山を避ける。
・クマの糞や足跡を見たら引き返す。
「クマに出会ってしまったら」
・走って逃げない!背中を見せずに静かに後退する。
・森林内であれば、万が一の突進に備えて、クマとの間に木や岩などの障害物がくるようにする。
「クマに襲われそうになったら」
・自身が風下にならないよう風向きに気を付けてクマ撃退スプレーを噴射する。
・クマが攻撃してきたら両腕で顔や頭部をカバーする(人の顔面を狙って攻撃する傾向がある)
・体を丸くして地面に伏せて防御する。
・子連れの場合、子グマには近づかずにそっと立ち去る。
全国でクマによる被害が深刻化している今、子供たちに指導することはもちろん、私たち教師の安全意識を向上させていくことが必要です。
更新日:2025年11月06日 15:08:05