図書館指導員による本の紹介コラムその13
「素話に初挑戦」
今週は素話(すばなし)を1年生から4年生までに語りました。素話はお話を覚えて語るもので、ストーリーテリングともいいます。使ったのは、東京子ども図書館編の「おはなしのろうそく3」よりロシアの昔話「金色とさかのおんどり」です。
ねことつぐみと金色とさかのおんどりが一緒に暮らしているのですが、薪を取りにねことつぐみが出かけている間に、きつねがやってきて、歌を歌い、おんどりを連れて行ってしまいます。おんどりが助けを呼ぶと、ねことつぐみが助けに駆けつけてくれるのですが、それが何回繰り返されるのか。繰り返しと積み重ねは昔話によくあるパターンです。
素話は暗誦ではないので、お話の内容を伝えるように語らなければいけません。会話は読み聞かせで慣れているので、ある程度できるつもりでしたが、助けを求めるおんどりの気持ち、連れて行ってしまうきつねの気持ち、ねこの気持ち、セリフや歌はないけれど、つぐみの気持ちが伝わるようにすること、子供たちの顔を見ながら語ることが課題でした。数をこなして、金曜には少し上達できたと感じました。
各学年からの感想です。
1年生 「長いなあ」絵なしでお話だけ聴くのは難しそうなので、別の短い絵本の読み聞かせにしたクラスもあります。いずれ小話的なものをやってみたいです。
2年生 わたしが「いつもと違うことは何でしょう?」と聞くと「椅子に座っていること」「本を持っていないこと」という答えが返ってきたので「今日はおはなしをします」と言ってから始めたところ、へーと思ったらしく、一生懸命聴いていました。
3年生 「先生が作ったお話なんです?」という感想がありましたが、作れるなら作家になっています。「どうやって覚えたんですか」というのもありました。少しずつ区切って覚えましたが、繰り返しなので順番を間違えないようにしました。「子供でもやろうと思えばできると思いますよ」と答えました。
4年生 歌のところがツボにはまったらしく、笑っちゃう人がいました。
来週からは、また読み聞かせに戻ります。(高学年には朗読)が、機会があればまた覚えてやってみたいと思います。
公開日:2026年10月02日 13:42:17
更新日:2026年10月02日 14:06:14