校長室だよりNO156

校長室だよりNO156

 12月に入りました。今年も残り1か月。来週は「展覧会」も始まります。最後まで頑張ってほしいと思います。
 先週まで学年閉鎖・学級閉鎖をしていた子供たちが戻ってきました。今日のインフルエンザによるお休みの児童は大きく減りました。インフルエンザのピークは12月から1月にかけてという報道を耳にしました。まだまだ気を付けていかなければいけません。

 今朝の全校朝会はオンラインで行いました。あいさつ、5年生の連合音楽会での活躍を子供たちに報告した後、次の様な内容の話をしました。

 12月に入りました。今年も残りわずかです。最後までがんばりましょう。
 さて、12月4日(木)から12月10日(水)は「人権週間」です。今年度のテーマは「誰かのことじゃない」です。人権の問題を他人事ではなく、自分事として考えてほしいというメッセージが込められています。校長室の扉の前に、これを貼っています。「学校はだれにとっても楽しいところなんだよ。それはみんなでつくるんだ!」という言葉です。これは、子供たちが「人権って何ですか?」「何をすればいいんですか?」と質問してきたときに、みんなが分かるように校長先生が考えた言葉です。

 学校は、自分だけが楽しい場所ではないということ。みんなが楽しい場所でなければいけないということ。そして、それをつくるのは、みんなだということです。だから、自分のことだけを考えるのではなく、友達のこと、周りの人のことをしっかり考える必要があるということです。簡単に言うと、自分の幸せも他の人の幸せも一緒に考えて、考えたことを行動に移すということです。そうすれば、みんなが楽しい学校を作ることができるということです。

 一小には456人の子供たちがいますが、一人一人みんな違います。当たり前だよね。身長や体重などの体格や、髪の長さも違います。ラーメンが好きな子もいれば、嫌いな子もいる。足の速い子もいれば水泳が得意な子もいる。校長先生のように図工が苦手な子もいれば、得意な子もいる。みんな、みんな一人一人違います。一人一人みんな違うことって、とても素敵なことだと思います。その違いを「僕とは違うから」「私とは違うから」と言って「変なの」と考えることが「逆に変」だと思います。みんな違うから、みんな素敵なんです。そのことをみんなが分かれば、みんなが幸せになります。一人一人の違いをしっかり受け入れ「自分もみんなも素敵!」と考えられる一小の子供たちになってほしいと思います。

 そして、人権の問題で一番してはいけないことは「いじめ」です。それぞれの学級で「いじめ」について学習し、そしていじめ撲滅のスローガンを考え、廊下に掲示しています。これは4年1組が考えたスローガンです。「なおらない 心にのこる ふかいきず」いじめられた子は、心に深い傷を負います。心は目に見えることはできないけれど、見ようとすることはできます。「今、この子はどんな気持ちなんだろう?」と想像できる子になってほしいと思います。これは4年2組が考えたスローガンです。「見て見ぬふりはしない。守ろう大事な友だちを」もし、友達がいじめられていたら、みんなでそれをやめさせる勇気をもってほしいと思います。そうすれば「学校はだれにとっても楽しいところなんだよ。それはみんなでつくるんだ!」になれるはずです。そんな一小をみんなで創っていきましょう!

更新日:2025年12月01日 10:10:04