校長室だよりNO108

校長室だよりNO108

 先週の金曜日、午後3時から3時30分までの30分間、TAIRAYAさんの店頭で「手をつなぐ金次郎再生プロジェクト」の募金活動を、5・6年生のボランティアの子供たちが行いました。さすが5・6年生です。「一小の二宮金次郎の銅像の左手が壊れてしまい、それを直すための募金活動」であることをしっかり説明しながら、募金活動を行うことができました。30分間という時間でしたが、地域の皆様、保護者の皆様のご協力で、27,328円の募金を集めることができました。その日のうちに、プロジェクトの代表の方に全額お渡しさせていただきました。皆様のご協力に感謝申し上げます。有難うございました。

 さて、今朝の全校朝会は体育館で行いました。あいさつ、「働く消防写生会」の表彰の後、次の様な内容の話を子供たちにしました。

 これは傘です。何のために使うかは誰でも知っていますね。傘は雨が降ったときに、体がぬれないためにさして使います。夏の暑い日に、日差しを遮るために、日傘として使うこともあります。これが傘の正しい使い方です。では、こう使ったらどうでしょう?(傘を振り回して見せる)「危ない」「誰かに当たったら大変」との声があがる。
 そうだよね。傘を振り回したら、誰かに当たるかもしれないね。振り回していたときに、傘の先の部分が目に当たったら大変だね。目が見えなくなってしまうしまう場合もあるかもしれませんね。そうなったら大変です。傘は振り回すための物ではありませんね。ましてや、人を叩いたりするものでもありません。

 これは「はさみ」。みんな持っていますが、これは紙を切るために使います。床屋さんが、人の髪の毛を切るための特殊なはさみもありますね。はさみには「刃」があるから、紙・髪を切る以外に使ったら大変に危険です。使い方を間違えると、人の命を奪ってしまうことにもつながります。これは「定規」。線を真っすぐ引くときや、ものの長さを測るときに使います。これも振り回したり、人を叩いたりしたら危険ですね。

「もの」には、何のために使うかという目的がそれぞれあります。それ以外の使い方をすると、とても危険です。そして、どんなものでも振り回したりしたら、側にいる人にけがをさせてしまうことにつながるということです。だから、ものの使い方には十分注意する必要があります。誰かにけがをさせたいわけではないけれど、誰かにけがをさせてしまうことにつながるということを分からなければいけません。

「廊下は走らないで歩く」と、先生たちは言うけれど、走ることで誰かにぶつかって、誰かにけがをさせてしまうことにつながるということもあるから、先生たちは「廊下は走らない」と言うのです。周りのこと、他の人のことを考えられるようになると、廊下を走らないようになるし、ものを振り回さなくなります。自分や他の人の安全を考えて生活できる、優しい心を育ててほしいと思います。

 明日・9月30日(火)は、午後2時30分から、3時30分まで、体育館で「学校保健委員会」を行います。子供たちの健康診断の結果をはじめ、保健関係の取り組みについて養護教諭から説明させていただきます。また、「食を通して、人の心も体も良く豊かに育むことが食育です」というテーマで、NPO日本食育インストラクター協会の講師の先生にご講演いただきます。ぜひ、ご参加していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

更新日:2025年09月29日 09:55:06