校長室だよりNO104
今朝は全校朝会を体育館で行いました。保健委員会の熱中症に関する発表、市民水泳大会の表彰後、次の様な内容の話をしました。
9月13日(土)から東京で始まった世界陸上が昨日で終わりました。校長先生は、この世界陸上をテレビでよく見ていました。きっと、みんなも見たのではないかと思います。この世界陸上に出場するだけで凄いことですが、その選手たちが真剣に、全力で競技する姿は感動します。今回の世界陸上で感じたことは、競技が終わった後、お互いの健闘を称え合う場面がとても多かったなと思いました。きっと選手たちは、今までのお互いの努力、全力で競い合ったことをお互いに認め合ったのだと思います。とても素晴らしい場面がたくさんありました。
校長先生が一番感動した場面は、男子の棒高跳びでスウェーデンのデュプランディス選手が、6メートル30センチの世界新記録を出した場面です。すでに金メダルは決まっていましたが、世界新記録に挑戦した場面でした。棒高跳びは、同じ高さを3回挑戦することができますが、デュプランディス選手は2回失敗していました。この挑戦の前、今まで互いに競い合ってきて、銀メダルを獲得したギリシャのカラリス選手が、デュプランディス選手の隣に座り、小型扇風機で風を送っている様子がテレビに映りました。自分が負けた選手の挑戦を一生懸命応援しているのです。とてもいい場面で校長先生は感動しました。そして、最後の3回目の挑戦で、デュプランディス選手が6メートル30センチの世界新記録に成功したとき、自分が成功したかのように飛び跳ねて、デュプランディス選手に抱きつきました。他の選手も次々に抱きつきました。人の喜びを自分の喜びとして、受け止めることができることは凄いことです。校長先生は、とても感動し、スポーツっていいなあと改めて思いました。
1か月後の10月25日(土)は、1小の運動会があります。運動会では、赤と白に分かれて、得点で競い合い、どちらかが勝ちます。勝負に勝つということもとても大切なことだと思いますが、1番大切なことは、まずお互いが一生懸命に頑張ること。そして、勝っても負けても、真剣に頑張ったことをお互いが認め合い、称え合うことだと思います。1小の運動会は、そんな運動会にみんなでしてほしいと思います。
更新日:2025年09月22日 10:08:10