校長室だよりNO27
今日の午後は、6年生の音楽鑑賞教室がハミングホールで行われます。市内の全ての小学6年生が、午前・午後に分かれ、東京都交響楽団の演奏を聴きます。プロのオーケストラの演奏を聴くことができるよい機会です。音楽の素晴らしさを体験してほしいと思います。
さて、今日は校長室で耳にピアスをしている2人の子(一人は今日外していました)と話をしました。一小では保護者の皆様に4月の保護者会で資料を配布し説明させていただきましたが、「みだしなみ」とし、「染髪、お化粧、マニュキュア、ピアスなどはしません。アクセサリーは身に付けません。」と生活のきまりがあります。では、どうしてこのきまりがあるのでしょう?
現代は多様性の時代、個性を尊重するのであれば、別に何をしてもいいじゃない、子どもの好きにさせてあげてほしいと思われる保護者の方もいらっしゃると思います。しかし、私はそれは違うと思います。多様性の時代だから、子どもの好きにさせる等、聞こえはいいですが、その通りにしていたら、教育は成り立ちません。「うちの子は、算数が嫌いだから、算数の学習中は本を読ませてください」「うちの子は体育が苦手だから、体育の学習は見学します」・・・。子供の好きなようにさせて育った子供の将来はどうでしょう?わがままで協調性のない大人になると、簡単に想像がつきませんか。学校であれ、社会であれ、ある一定のルールの中で生きていくことは必要なことだと思います。私たち大人は、子供が将来社会の中で、周りの人と協力・協調しながら、しっかり生きていけるように導くことが大切なのではないでしょうか。そして、外見を飾る前に、自分自身をしっかり見つめさせ、内面を磨くことの大切さを教えるべきではないでしょうか。保護者の皆様、ぜひこの機会に「一小のみだしなみのきまり」についてお子さんと一緒に話し合っていただきたいと思います。
子供には、この話は難しいのでこう話しました。おしゃれをしたい年頃なので、ピアスをしたいという気持ちはよくわかるよ。でも、ピアスをしていることで、体育や遊んでいるときにピアスを何かにひっかけてしまったり、友達と接触したりしたときに、自分がけがをしたり、友達にけがをさせてしまうこともあるから、一小ではピアスはしないというルールがあるんだよ。だから、学校ではピアスは付けません。いいね。今日、お家に帰ったら、校長先生とお話したことをお家の人にお話ししてくださいね。
更新日:2025年05月09日 10:56:36