校長室だよりNO87

校長室だよりNO87

 昨晩の雨はひどい雨でしたが、午前6時の時点では雨は小降りでしたので、安心しました。今週は、ずっと雨の予報です。十分に気を付けて登下校するように指導します。
 今朝は全校朝会を体育館で行いました。あいさつの後、次の様な内容の話をしました。

 今日は、ある森に住む、とても小さな鳥のお話をします。その鳥の名前は「ハチドリ」と言います。
 ある日、ハチドリたちが静かに暮らしていた森で、大きな山火事が起こりました。赤々と燃え上がる激しい炎を見て、森の動物たちはみんな恐ろしくなって一目散に逃げだしました。その中で、一羽のハチドリだけは違いました。ハチドリは、近くの川からくちばしで水をひとしずくだけすくい、火の上に落としました。そして、また川へ戻り、もうひとしずく…。何度も何度も一生懸命往復して、水を運び続けました。

 それを見た大きな動物たちは、逃げる足を止めて、ハチドリを笑いました。「おいおい、そんなちっぽけなことをして、何の意味があるんだい?」「そんなひとしずくのわずかな水で、この大火事が消せるわけがないじゃないか」すると、ハチドリは静かにこう答えました。「私は、私にできることをしているだけです。」

 皆さん、このハチドリの言葉を聞いてどう思いましたか?ハチドリのやっていることは、意味がないなと思いますか?
 学校や毎日の生活の中で、私たちは時々、「自分一人がんばっても、何も変わらないんじゃないか」「こんな小さなことをやっても意味がないんじゃないか」と、あきらめそうになってしまうことがあります。例えば、

・落ちているごみを黙って一つ拾うこと。
・困っている友達に「大丈夫?」と優しく声をかけること
・毎日の宿題や、当たり前のルールをしっかり守ること

 これらは、ハチドリの「ひとしずくの水」と同じように、とても小さな、目立たない行動かも知れません。周りの人からは気付かれないこともあります。でも、校長先生は、このハチドリの行動にはとても大きな、大切な意味があると思います。「どうせ無理だ」とあきらめて何もしないことと、「自分にできる精一杯のことをやろう」と一歩を踏み出すことの間には、とても大きな違いがあるからです。

 今日から「自分にできる精一杯のこと」を見付けて、行動に移してみてください。その小さなひとしずくが集まったとき、この第一小学校や世界は、もっともっと温かくて素敵な場所に変わっていきます。自分にできる「ひとしずく」を大切にしながら、みんなで素敵な毎日にしていきましょう。

公開日:2026年09月07日 09:32:30
更新日:2026年09月07日 10:09:48