校長室だよりNO220

校長室だよりNO220

 今朝は全校朝会を校庭で行いました。あいさつの後、次の様な内容の話をしました。

 今日は「戦争」について話します。アメリカとイランの戦争が始まってしまいました。ウクライナとロシアの戦争は4年以上も続いています。日本にいると、なかなか分かりませんが、実際に戦争は起きています。小学生がもつ戦争のイメージは「怖いもの」「悲しいもの」「絶対にしてはいけないもの」というものが多いそうです。でも、校長先生をはじめ、ここにいる全員が戦争というものを実際に経験したことがないので、みんなと同じように「怖いもの」「悲しいもの」「絶対にしてはいけないもの」というイメージをもっています。

 去年の8月に、6年2組の〇〇さんが、東大和市と東村山市の広島派遣事業で、広島に行って来ました。今から80年ほど前、日本も他の国々と戦争をしていました。その戦争が終わる頃の1945年8月6日と8月9日、広島と長崎に原子爆弾と言う恐ろしい爆弾が落とされ、広島で約14万人、長崎で約7万人の大切な命がなくなり、8月15日に戦争が終わりました。戦争が終わっても、原爆による放射能が原因で多くの人たちが苦しめられました。

 〇〇さんは、原爆で被害にあった広島に行き、平和祈念資料館に行ったり、実際に被爆された方のお話を聞いたり、平和祈念式典にも参加し、戦争や原爆について学んできました。その報告書がこれです。先日、学校に届きました。〇〇さんは、「広島で学んだ私たちの使命」という感想文を書きました。その中で、次の様なことが書かれています。

「私は、広島派遣事業に参加して、戦争というものへの考え方が変わりました。この事業に参加する前は、頭のどこかで、戦争は恐ろしいものだと分かっていても強い恐怖感は感じられませんでした。ですが、この広島派遣事業を通し、戦争は恐ろしいという言葉では表せないほどのものだということが分かりました。」と書いています。その当時の写真や、残っているもの、被爆した方の話を聞いて、考え方が変わったのでしょう。そして、文章の最後にこう書いています。「最後に、この事業を通して、私は一人一人、周りの人を思いやっていけば、平和というものをつくることができるかもしれないと思いました。そして、平和を私たちがつくっていかなければならないと感じました。」と書いています。

 〇〇さんが書いた通り、平和は与えられるものではありません。世界中の人たちが、みんなでつくっていくものです。小学生のみんなにもできることがあります。それは、〇〇さんが言っているように「一人一人、周りの人を思いやること」です。それは、絶対にいじめをしないことです。まずは、自分の身近なところから、みんなで平和をつくっていきましょう。

更新日:2026年03月09日 08:54:58