【タイトル】

校長室だよりNO90

【本文】

 今日も暑く「熱中症警戒アラート」が発令されています。今朝、正門で子供たちを迎えていると、汗をたくさんかきながら登校してきました。1年生の男の子が「地獄だ!」と呟いていました。「今日も暑いね。たくさんお水飲むんだよ!」と話すと、その場で水筒の中身を飲みだしました。もう少し涼しくなってほしいですね!今日の中休み、昼休みは外遊び禁止です。また、放課後の校庭の開放もありません。  日本の南の海上に熱帯低気圧が発生し、今後台風になる予報です。進路予報を見ると、関東地方には5日(金)頃に接近するようです。その影響で明日頃から天気が悪くなりそうです。台風等で学校が休校や登校時刻を遅らせる場合は、午前7時までにメールでお知らせさせていただきます。メールがない場合は「通常登校」となりますが、保護者の皆様のご判断で「危険」と感じた場合は、登校を遅らせても構いません。その場合は遅刻扱いにはなりません。安全第一でお願いいたします。  さて昨日、新聞で「本・新聞読まない学生2割」という見出しがあり、気になったので記事を読みました。東京大学の研究チームが発表した内容で、大学などの講義内容を記録しない学生が1割、本や新聞、雑誌いずれも普段読まない学生が2割に上ったそうです。学生の読み書きの習慣と国語問題の正答率を調べてみると、講義内容を記録する学生の正答率は「57%」であるのに対して、記録しない学生は「32%」で大きく下回り、「図や文章の内容をほとんど理解できていない」水準だそうです。また、本や新聞、雑誌を普段読む学生と、全く読まない学生の正答率を比較すると、読む学生は「56%」、読まない学生は「39%」と、こちらも大きな違いが出たようです。研究チームの教授は「日常的なメモの取り方や読書習慣が文章の読解力や論理的な思考に関係することが明確に示された」「近年のデジタル機器の急速な普及により、手書きや読書の習慣が失われ、大きな問題を及ぼしている恐れがある」と結んでいました。  この記事を読み、これは小学生の子供たちにも当てはまると思いました。私は、子供たちの学力はほとんど文章の読解力で決まると感じています。問題を読み取る力がなければ、何を答えればよいのか分からないからです。(教科書に書かれている内容が読み取れていない子もいます)これからもデジタル機器の普及は続いていくと思いますが、読む習慣と、書く習慣は小学生のうちから身に付けておく必要があると思います。お子さんは本や新聞を読んでいますか?そして、内容を読み取ることができていますか?また、文章や自分の考えを書くことができていますか?  6年生の夏休みの自由研究の中に、新聞のコラムを読んで、その内容について自分の考えを書いたり、知らない言葉を辞書で調べて書いたりしてある研究がありました。内容をしっかり読み取り、それに対して自分の考えがしっかり書けているのも素晴らしいですが、知らない言葉を調べて自分の知識にしているのも素晴らしいです。この研究、とてもお薦めです。確実に読む力と書く力(考える力)が向上し、学力が上がるのは間違いなしです!  


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