【タイトル】

校長室だよりNO158

【本文】

 今日は校長室だよりをもう一つ。よくないお話です。1年生の教室で、日本語を十分に理解することができない、話すことができない外国籍の児童がいます。その子に対して、「みんなのことを無視するから嫌い」「バカ、嫌い」と言ったり、その子に配布物を渡さなかったり、このグループの中で嫌いな子は誰と聞き、その子の名前をみんなで言ったり、その子の嫌がることをしたりしていたことが分かりました。  その子は友達の話す言葉を十分に理解できない、思ったことを日本語で話すことができないので、聞かれたことに返事やお話ができないのです。自分が他国に行って、その国の言葉を話せない環境に一人でいたらどうでしょう?どんなに心細いでしょう。その気持ちを想像できる子になってほしいと思います。そして、困っている友達がいたら、手を差し伸べることができる優しい子になってほしいと思います。日本語があまり理解できないと言っても、自分が友達から嫌なことをされているという思いは、当然あると思います。そのことを考えると、その子に辛い思いをさせてしまったと本当に悲しくなります。明日、校長がその学級に入り、子供たちに指導します。保護者の皆様、この件について、お子さんと一緒に話し合ってください。これはいじめに繋がる重大な案件です。どうぞよろしくお願いいたします。


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