【タイトル】

校長室だよりNO111

【本文】

 3連休が終わりました。3連休の最初の2日間は、残暑が厳しく「熱中症警戒アラート」が出るほどでした。今日も気温が高く、昼休み以降は屋外での活動は禁止としました。今週末から、気温は低くなる予報です。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。  今日の全校朝会も、暑さ対策のため体育館で行いました。あいさつの後、次の様な内容の話をしました。  今日のお話は「百姓と息子たち」というお話をします。あるお百姓さんが、年をとって死ぬ日も近くなってきたので、死ぬ前に自分の子供たちに、お百姓の仕事をしっかり覚えさせたいと思いました。そこで、息子たちを呼んで、こう言いました。「お父さんは、もうじきこの世からいなくなるが、お前たちは、わしがブドウ畑に隠しておいたものを探してみるといい。きっと、いいものが見つかるから。」  息子たちは、てっきり父親が宝物をどこかに隠したのだと思ったので、父親が亡くなると、ブドウ畑をすみからすみまで、深く掘り返しました。しかし、掘っても掘っても、宝物はさっぱり見つかりませんでした。でも、せっせと耕されたブドウ畑からは、いつもの年の100倍ものブドウがとれました。  このお話の意味が分かりますか?息子たちが考えていた宝物とは、お金とか宝石とか、形あるものです。でも、お父さんが考えていた宝物とは「働くことの大切さを知ること」だったのです。しっかり息子たちがブドウ畑を耕したから、たくさんのブドウがとれたのです。働くことこそ宝物なんですね。  さて、子供にとって働くということ、仕事とは何かと言うと「勉強」です。つまり、君たちは勉強を一生懸命することで「宝物」を手に入れることができるのです。それは、考えることの楽しさや、友達と協力して学ぶことの楽しさを手に入れることです。考えること、協力して学ぶことで、自分の人生を輝かせ、豊かにすることができます。  大人は働くこと、子供は勉強することで、大切なものを手に入れることができます。1学期、君たちはとても成長して、勉強に向かう姿勢がとてもよくなってきました。2学期は更に成長し、宝物を手に入れてほしいと思います。今度の土曜日は学校公開日で、お家の人に君たちの勉強の様子を見ていただきます。頑張ってほしいと思います。


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