【タイトル】

校長室だよりNO93

【本文】

 酷暑です。昨日は、栃木県佐野市で41℃を観測したそうです。東京でも37℃を越しています。しばらくは暑い日が続くようです。熱中症にはくれぐれもお気を付けください。  夏休みになると、本を読む機会が多くなります。夏休みは特に私の一番好きな作家の遠藤周作さんの本を読みます。ほぼ読んでしまっていますが、何度も繰り返し読みます。何度も何度も読んでも感動し、また新たな発見もあります。昨日は一番好きな小説「わたしが・棄てた・女」を読みました。今日からは「父親」を読みます。本からたくさんのことを学びます。大袈裟に言えば、生き方を学びます。子供たちにも、この夏休み、たくさんの本を読んでほしいと思います。  昨日、全国学力調査(小6・中3実施)の結果が公表されました。中学校の国語の平均正答率が過去最低となりました。(昨年度よりも11.7%減)最も正答率が低かったのは「読む」技能を図る問題です。読解力の低下が主な要因だと考えられます。新聞では、「SNSなど短く刺激的なコンテンツに慣れ、文章を味わったり、読み解いたりする醍醐味を知らない子供が多いのではないか」と分析していました。また、SNSの利用時間を「30分未満」と回答したグループは小中学校の全教科で最も成績がよく、「4時間以上」と回答したグループは最も悪く、SNSを利用する時間が多くなるほど成績が落ちている傾向が見られました。  SNSはとても便利なものですが、使い方に問題があると思います。賢く利用することが大切でしょう。簡潔に自分の考えを表現することもとても大切なことですが、長い文章を読んだり、書いたりすることも必要です。そういう意味でも読書は大切です。これからの世の中、SNSは必須だと思います。だから、SNSを止めるということではなく、読書もSNSも両方同じくらい利用するのはどうでしょう?


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