【タイトル】
校長室だよりNO85【本文】
今日は1学期の終業式を体育館で行いました。次の様な内容の話を子供たちにしました。 今日は1学期の終業式です。1学期の学習が全て終わりましたという大切な式です。1学期を振り返ります。校長先生は、4月に第一小学校に来ました。最初、みんなを見て驚いたことがあります。それは「話が聞けないぞ」「集合も遅いな」「自分の学校の校歌をしっかり歌えないぞ」「教室では自分の席で勉強がきない子がいるな」「廊下に勝手に出て遊んでいるのはどうしてだ」と色々ありました。でも、7月19日の今はどうでしょう?「今の様に話が聞けるようになってきた」「集合も早くなってきた」「校歌もしっかり歌えるようになってきた」「席について勉強ができる」「廊下に出ていない」になってきましたね。当たり前のことが、当たり前にできるようになってきました。それって凄いことなんですよ。なぜできるようになったのでしょう?それは、一人一人が頑張ったからです。集団としてみんなが頑張ったからです。そして、先生たち、スタッフの皆さんが一小の子供たちを成長させようと頑張ったからです。そして、お家の人たちが、応援団として一小を応援してくれたからです。でも、これで終わりにしてはいけませんよ。ここからが本当のスタートです。みんなはもっともっと伸びます。もっともっと上を目指しますよ。 さて、先日の全校朝会で「心のブレーキ」について話をしましたね。覚えていますか?その話をした後、ある子が校長室にやって来て「校長先生、人間の心のブレーキってどこにあるんですか?」と質問しました。そして「自転車のブレーキは、前にあるでしょ。車は足元にある。じゃあ、心のブレーキはどこ?」と聞きます。その子の言いたいことは、自転車や車のブレーキは、目に見えるけれど、人間の心のブレーキは目に見えないから分からないよ。ということなのだと思います。そうだよね。確かに心のブレーキは目には見えないね。でも、大切なものだということはなんとなく分かるでしょ。 人の気持ちは目に見えないね。嬉しい気持ち、悲しい気持ち・・・。人の心は確かに目に見えません。でも「この子は今、どんな気持ちなんだろう?」と想像すること、考えることはできるよね。目に見えないものを見ようとすることはできるよね。校長先生は、それが人間にとって、一番大切なものだと思います。校長先生の大好きな金子みすゞさんの「星とたんぽぽ」という詩を紹介します。 青いお空の底深く 海の小石のそのように 夜がくるまで沈んでる 昼のお星は眼に見えぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ 散ってすがれたたんぽぽの 瓦のすきにだぁまって 春のくるまでかくれてる 強いその根は眼に見えぬ 見えぬけれどもあるんだよ 見えぬものでもあるんだよ 明日から長い夏休みに入ります。この夏休みの間、本を読んだり、夏休みにしかできない体験をたくさんして、目に見えないものを見ようとする心を育ててほしいと思います。それから、校長先生も先生たちも、みんなが大きな病気にならないこと、交通事故や水の事故にあわないことを心から願っています。気を付けてください。それと、夏は突然の雷、ゲリラ雷雨があります。そんな時は、建物の中にすぐに入り、命を守るようにしてください。9月2日(月)の2学期の始業式の日に、全員元気で会いたいと思います。それと、今日でみんなとお別れするお友達がいます。寂しいですが、新しい学校でも頑張ってほしいと思います。 今日で1学期が終わりました。保護者の皆様、地域の皆様のご協力のおかげで、子供たちがとても成長することができました。もちろん、課題はまだたくさんありますが、2学期以降、課題解決に向けて職員一同懸命に取り組んでいきます。皆様のご協力に感謝申し上げます。有難うございました。明日からの夏休み、くれぐれも事故に気を付け、有意義に過ごしてほしいと思います。みんな楽しく、そして元気に過ごしてね!宿題も計画的にやるんだよ!【添付ファイル】
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