【タイトル】

校長室だよりNO84

【本文】

 今日は水泳指導の最終日です。6年生の「着衣泳」を行いました。今年度から市内の全ての学校で暑さ対策のため、夏休み中の「水泳指導」がなくなりましたので、6年生にとっては、小学校での最後の水泳の学習です。「着衣泳」は、水の事故から大切な命を守るための大切な学習です。  まず、水着の上から服と靴を身に着けます。そしてプールの中に入ります。子供たちは、服が濡れて気持ち悪そうに「ウエー!」と言っていました。次に、服を着て浮いてみます。服を着ていることで意外と浮くことが分かります。服の中に空気を入れると更に浮きます。そして実際に泳いでみます。クロールや平泳ぎは難しそうでしたが、中には仰向けになって平泳ぎをしている子もいました。実は、この泳ぎ方(エレメンタリーバックストローク)が一番良い方法です。  今度は「ペットボトル」を使って浮いてみます。お腹の上にペットボトルを抱いて浮きます。2リットルの大き目なペットボトルは、かなり浮きます。小さな500ミリリットルのペットボトルは大きなペットボトルに比べると浮きずらそうです。小さなペットボトルをあごの下に置いている子がいましたが、実はこの方法が良いです。とにかく、慌てずに呼吸をすることが大切です。最後に流れを作って、3分間浮く練習です。流れに身を任せて、足をつかずに3分間浮いていられる子も多くいました。水の事故から大切な命を守るための学習がしっかりとできました。6年生、6年間の水泳の学習はどうでしたか?水泳は楽しい学習ですが、一つ間違えると大きな事故に繋がることもあります。中学生になっても水泳の学習はありますが、小学生で学んだことをしっかり生かして、更に上を目指してほしいと思います。  先日、静岡の海で遭難し(おそらく離岸流で沖まで流されてしまったと思われます。夜泳いだようです。潮目も見れないので危険です!)、36時間後に千葉県の海で救助された女性の報道がありました。80キロほど流されたことになります。一晩中海を漂い、どれだけ怖かったでしょう。その女性が命を守ることができたのは、浮き輪を放さずにしていたおかげで、浮いていることができたからです。その女性は最初から浮き輪がありましたが、何もない場合は、服を脱がずにあお向けになって浮きながら救助を待つことです。そして漂流物があれば、それを見つけて体から放さないことです。この夏、海や川、湖などに出かけることがあると思います。楽しい水遊びが、悲しい事故に繋がらないように十分気を付けてほしいと思います。  「着衣泳」についての動画はたくさんあります。日本赤十字社の動画は、とても分かりやすいです。夏休みお出かけする前に、お子さんと一緒に動画を見て、命を守るための方法をぜひ身に付けてほしいと思います。  明日、7月19日(金)は、1学期の終業式となります。残念ですが、明日でお別れするお友達もいます。転出先の学校でも頑張ってほしいと思います。  給食は本日で終了です。明日は給食はありません。昼食のご用意をどうぞよろしくお願いいたします。


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