【タイトル】

校長室だよりNO22

【本文】

 ゴールデンウィークも終わり、子供たちが学校に戻ってきました。気持ちを切り替えて、頑張ってほしいと思います。  さて、今日の全校集会は雨のため、体育館で行いました。集合が早くなってきました。次のレベルの「集まったら黙って待つ」にシフトできそうです。成長しています。あいさつの後、次の様な内容の話を子供たちにしました。  3年1組の〇〇先生が、みんなの靴箱のところに「はきものをそろえる」という詩を貼ってくれました。今日は「はきものをそろえる」というお話をします。はきものとは「靴」のことです。みんなは、靴箱(下駄箱)に靴を入れる時、どうしますか?この間、みんながどうやって、靴を靴箱に入れるのか、黙ってしばらく見ていました。ほとんどの子は、特に考えずに靴を入れていました。時々、靴を1番奥の板にぶつかるように入れて、靴をそろえている子もいました。3年2組のある子は、靴を入れた後、もう一度靴箱の「へり」のところに、かかとをそろえて、丁寧に入れ直していました。その子に「どうしてそうするの?」と聞くと「気持ちがよくなるからです。」と返ってきました。見ている方も気持ちがよくなります。  そういうことに気が付ける子は、靴のことだけではなく、まず自分のことに気が付けることができるようになります。そして、周りのことにも気が付けるようになります。小さな心遣いができるようになります。例えば、ごみが落ちていたら、きっとそのごみを拾ってごみ箱に捨てることができるでしょう。玄関に靴がばらばらに脱ぎ捨ててあったら、きっと丁寧に並べ直すことができるできるでしょう。普段から誰かがするからいいやと思わず、自分がするという気持ちに変わります。以前、6年生が移動教室にでかけた時、旅館の部屋の入口に、靴がそろえて並んでいました。すべての部屋がそうでした。旅館の女将さんが、とても感心していたことを覚えています。自分も周りの人も、お互いに気持ちがよくなります。学校でできていることは、外に出かけた時もできるようになります。でも、学校でできないことは、外に出てもできません。「くつをそろえる」とっても小さなことですが、実はとっても大きなことに繋がるのです。最後に「はきものをそろえる」という詩を読みます。 「はきものをそろえる」  はきものをそろえる  はきものをそろえると 心もそろう  心がそろうと はきものもそろう  ぬぐときにそろえておくと はくときに心が乱れない  誰かが乱しておいたら だまってそろえてあげよう  そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう 「くつをそろえて、靴箱に入れる」まずは、一小のみんなの心をそろえてみましょう。みんななら必ずできます!


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