【タイトル】

校長室だよりNO19

【本文】

 ゴールデンウィーク前半が終わりました。今週は3日間で、その後ゴールデンウィーク後半の4連休です。みんながんばって!  今朝は小雨が降っていたので、体育館で全校集会を行いました。あいさつと表彰(空手)の後、次の様な内容の話をしました。  今日は「話を聴く」ということについて話します。「話は、耳と目と心で聴く」とよく言われるけれど、どんなことなんでしょう?「話は耳で聞く」ものだよね。では、「話は耳と目と心で聴く」とは、どういうことなのか、実験してみましょう。  〇〇先生、出てきてください。最初に〇〇先生の話を、みんなは耳で聞いてください。○○先生を見ずに、後ろを向いて少し友達とお話をしながら聞いてください。よーいドン!(○○先生の話)  次に、みんなは○○先生に体を向けて、○○先生をしっかり見て話を聞いてください。よーいドン!(○○先生の話)  ○○先生に、2回話してもらいましたが、その違いについて話してもらいます。 「最初は、みんなが聞いてくれなくて一人で話をしているようで、悲しくなりました。でも、2回目はみんながしっかり聞いてくれてくれたので、とても嬉しくなりました。」  ○○先生も言っていたけれど、自分の話を聞いてもらえないと悲しくなるよね。しっかり聞いてもらえると逆に嬉しくなる。1回目は耳だけで聞いた。2回目は耳と目で聞いた。そして、体を向けてしっかり聞いた。この2回目の聞き方が「耳と目と心で聴く」ということなのです。つまり、「耳と目と心で聴く」ということは、その人のことをしっかり考えているということに繋がります。先週、廊下を走らずに歩くということは、周りの人のことを考えていることに繋がるという話をしましたが、それと同じですね。  そして、話を耳と目と心で聴けるクラスは、必ず「教室の中でお話ししている人は1人」になります。その他の人は、先生や友達の話を聴いているからね。それが順番にできることが大切です。校長先生は、人に意地悪をすることが大嫌い。だから、絶対に「いじめ」なんて許さない。そのいじめをノックアウトするためには、まずその人の気持ちになって考えることが大切です。話を耳と目と心で聴くということは、いじめノックアウトの第一歩だと校長先生は思います。


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